円買い一服もユーロ軟調、米ISMでドルの流れ変わるか
2026.11.02
- 米10月ISM製造業景況指数
- ユーロ圏10月製造業PMI改定値
前営業日の米国通貨は、米ハイテク株急落を受けて国債が買われ、米10年債利回りが4.93%付近へ低下する中、ドルの上値が重くなった。ドル円は一時156.95円まで下落した後、157.55円付近で週末を迎えた。対加ドルでもドルは大きな方向感を示さず、週明けは米中間選挙や雇用統計を控えた様子見が広がっている。オセアニア通貨では豪ドルが0.70ドル台前半、NZドルが0.56ドル台前半で推移し、明日の豪中銀の政策判断にも関心が集まる。
欧州通貨は、フランスの財政不安がユーロの重しとなり、30日のユーロドルは1.1136~1.1215ドルの範囲で推移した。また、30日にはFitchがフランスの信用格付けをA+に据え置き、見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。2日のユーロドルは1.115ドル台を中心に伸び悩んだ。一方、ポンドドルは1.33ドル台後半で比較的落ち着いた動きとなった。欧州ではユーロ圏GDPが前期比0.4%増と予想を上回ったものの、財政問題への警戒は根強い。製造業景況感が通貨の強弱を変えるか注目したい。
本日の指標は、16:00にドイツ9月小売売上高が発表され、前月比0.4%増が予想される。17:50にフランス、17:55にドイツ、18:00にユーロ圏、18:30に英国の10月製造業PMI改定値が続き、ユーロやポンドの反応に注目したい。米国では23:45に製造業PMI改定値、24:00にISM製造業景況指数が控え、予想はそれぞれ56.0と54.6だ。今週は豪州や英国の政策金利決定も予定されており、ドルと欧州通貨の方向感を確認したい。
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