ドル円161円台接近と英小売売上高に注目
2026.06.19
- 英国5月小売売上高
- カナダ4月小売売上高
前日の米国通貨は、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の年内追加利上げ観測を背景に、米ドルが主要通貨に対して強含んだ。米前週分新規失業保険申請件数は22.6万件と前回改定値の23.0万件から減少し、6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数も10.3と前回の-0.4から改善したことで、米景気の底堅さが意識された。ドル円は東京市場で160.55円から160.76円のレンジで推移し、17:00時点では160.50円台後半となった。その後は米ドル高と円安が進み、足元では161円台前半を試す場面も出ている。上側では161.50から162.00付近、下側では160.50から160.00付近が意識されやすく、円安進行に対する当局警戒にも注意したい。
欧州通貨は、イングランド銀行(BOE)が政策金利を3.75%で据え置いた一方、英中銀金融政策委員会(MPC)の投票は7対2となり、2人が4.00%への利上げを主張した。インフレへの警戒は残ったものの、BOEの慎重な姿勢とFOMC後の米ドル高が重しとなり、ポンドは対ドルで上値の重い推移となった。ポンドドルは1.33ドル台半ばから一時1.3210ドル付近まで水準を切り下げ、2カ月ぶりの安値圏で推移している。上側では1.3300から1.3350付近、下側では1.3210から1.3200付近が意識されやすい。本日は英国5月小売売上高が予定されており、BOE会合後のポンドの方向感に変化が出るか確認したい。
本日の指標は、08:01の英国6月GfK消費者信頼感調査、08:30の日本5月全国消費者物価指数(CPI)、08:50の日銀・金融政策決定会合議事要旨、15:00の英国5月小売売上高とドイツ5月生産者物価指数(PPI)、21:30のカナダ4月小売売上高が中心となる。米国では主要指標が限られるため、前日のFOMC後に強まった米ドル高の持続性、欧州時間の英国小売売上高、NY時間のカナダ小売売上高を受けたポンドとカナダドルの反応を丁寧に見極めたい。
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