ECB後に上昇したユーロの上伸性を注視か

2025.06.06
- 加・雇用統計
- 独・鉱工業生産
前日の米国通貨は、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は104.263から105.350まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-2σから+3σまで値が伸びた。4時間足では75MAに下値をサポートされつつ上値を切り上げており、日足ではすでに交錯していた20MA近辺を上抜け、200EMAに向けて上昇している最中だ。
欧州通貨は、昨日行われたECB政策金利発表にて、政策金利が0.25%引き下げられたものの、「インフレ率が2%に戻ったことは良好な状態」とし、市場が利下げ休止のシグナルと受け止めたことで、ユーロが指標発表後に上昇した。ユーロ米ドルは1.1403から1.1494まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。日足では10MAが下値サポートとなり上昇トレンドとなりつつある状況だ。
本日の指標は、14:00に日・全世帯家計調査、日・景気動向指数、15:00に独・鉱工業生産、独・貿易収支、英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・鉱工業生産、17:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、18:00に欧・実質GDP、欧・小売売上高、21:30に米・雇用統計、加・雇用統計、23:00に米・ボウマンFRB理事の発言がある予定だ。ECB後に上昇したユーロの上伸性を慎重に注視したい。
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