対円で上昇した米ドルの上値余地を静観か

2025.06.20
- 米・景気先行指数
- 日・消費者物価指数
前日の米国通貨は、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は144.742から145.776まで上昇。時間足10MAに沿っての上昇が見られた。4時間足ではボリンジャーバンド+2σまでローソク足が伸びており、日足では今月高値を更新している。このまま米ドルが対円で上昇を継続していくのか、方向性に注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・4月建設業生産高が、前年比で前月のマイナス1.1%からプラス3.0%に改善したことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.1446から1.1500まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-2σからの反発が入った。4時間足では20MAをすでに上抜けており、日足では20MAが下値支持線となり反発している。
本日の指標は、8:01に英・GFK消費者信頼感指数、8:30に日・消費者物価指数、15:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、15:40に日・植田日銀総裁の発言、17:00に欧・マネーサプライ、21:30に加・小売売上高、加・鉱工業製品価格、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・景気先行指数、欧・消費者信頼感指数がある予定だ。対円で上昇した米ドルの上値余地を慎重に静観したい。
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