上昇が継続しているスイスフランの上値余地を静観か

2025.07.02
- 米・チャレンジャー人員削減数
- 米・MBA住宅ローン申請指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・6月PMI購買担当者景気指数が、前月の48.5から49.0に改善したにも関わらず、米ドルが対円で下落した。米ドル円は144.033から142.689まで下落。時間足20MAに上値をレジストされて値を下げた。4時間足ではボリンジャーバンド-3σまでローソク足が低下しており、日足では先月安値更新水準まで低下している。
欧州通貨は、スイスフランが日本円についで強含んだ。米ドルフランは0.7945から0.7873まで下落。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足では10MAに沿っての下降基調が継続しており、日足では年初来安値を更新する形となった。スイスフランが対米ドルでの勢力を維持するのか、欧州時間での値動きに注意したい。
本日の指標は、8:50に日・マネタリーベース、10:30に豪・住宅建設許可、豪・小売売上高、15:45に仏・財政収支、18:00に欧・雇用統計、19:30に英・テイラーMPC委員の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:15に米・ADP雇用者数、23:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:30に米・週間原油在庫がある予定だ。上昇が継続しているスイスフランの上値余地を慎重に静観したい。
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