下落したポンドの回復余地を静観か

2025.06.09
- NZ・第1四半期製造業活動
- 日・景気ウォッチャー調査
先週末の米国通貨は、6日に発表された加・5月雇用統計にて、失業率が前月の6.9%から7.0%に悪化したことで、加ドルが対米ドルで下落した。米ドル加ドルは1.3660から1.3704まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。4時間足ではボリンジャーバンド-2σからの反発が入っており、日足でも4時間足と同様の値動きとなっている。
欧州通貨は、ポンドが対米ドルで下落した。ポンド米ドルは1.3584から1.3508まで下落。時間足20MAに上値をレジストされながら価格を低下させた。4時間足ではボリンジャーバンド+3σから-2σまでローソク足が低下。日足ではかろうじて10MAに下値をサポートされながらの推移が、約10営業日継続している。なお日足では、ローソク足がRSIとのダイバージェンスを起こしている。
本日の指標は、7:45にNZ・第1四半期製造業活動、8:50に日・実質GDP、日・国際収支、14:00に日・景気ウォッチャー調査、23:00に米・卸売在庫がある予定だ。これ以外に重要な指標発表や要人発言は予定されていない。欧州時間で反発が見られるのか、下落したポンドの回復余地を慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2025.07.24
ECBにてユーロが強さを取り戻すのか指標前後の値動きに注意か
2025.07.23
急回復が著しいユーロポンドの上伸性を静観か
2025.07.22
日本円に続いて強含んだユーロの上伸性を静観か
2025.07.21
週明けのユーロを含めた通貨強弱性に注目か
2025.07.18
上値が重くなったスイスフランの回復余地を静観か
2025.07.17
反発上昇が見られたポンド米ドルの持続性を注視か
2025.07.16
弱含んだユーロの回復余地を注視か
2025.07.15
続落したポンド米ドルの回復余地に注目か
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か