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要人発言にて弱含んだ米ドルの回復余地を注視か

相場レポート

要人発言にて弱含んだ米ドルの回復余地を注視か

要人発言にて弱含んだ米ドルの回復余地を注視か
本日のポイント
  1. 加・消費者物価指数
  2. 独・IFO景況感指数

前日の米国通貨は、パウエル米FRB議長が「年2回の利下げを想定しているが、依然として経済は強く、急ぐ必要はない」と従来通りの姿勢を示したことで、米ドルが終日最弱となった。ユーロドルは1.1571から1.1641まで上昇。時間足20MAに下値を支持されながら上向いた。4時間足ではボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークに入りつつある状況だ。

欧州通貨は、スイスフランが最強となった。フラン円は178.640から180.078の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足では20MAタッチにて反発がしっかりと入っており、日足ではボリンジャーバンド+2σに沿ってのbバンドウォークが見られている。本日の欧州時間でもスイスフランが強含んでいくのか、方向性に注目したい。

本日は、7:45にNZ・貿易収支、8:50に日・企業向けサービス価格指数、10:30に豪・消費者物価指数、14:00に日・景気動向指数、15:45に仏・消費者信頼感指数、17:45に英・ロンバルデッリBOE総裁の副総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に米・新築住宅販売件数、米・パウエルFRB議長の議会証言、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・5年債入札がある予定だ。要人発言にて弱含んだ米ドルの回復余地を慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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