弱含んだスイスフランの下値余地を静観か

2025.06.17
- 米・鉱工業生産
- 独・ZEW景況感指数
前日の米国通貨は、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は105.828から106.730の間で推移。時間足20MAに下値を支えられての上昇が見られた。4時間足では上昇トレンドが継続し、ボリンジャーバンド+2σに到達している。日足では200SMAのレジスタンスライン上抜けを試みている最中だ。このまま加ドルの上昇が継続するのか、方向性に注目したい。
欧州通貨は、スイスフランが欧州時間から米国時間にかけて弱含んだ。フラン円は178.175から177.404まで下落。時間足ボリンジャーバンド+3σから中心線まで低下した。一方で、4時間足では依然10MAに沿っての上昇トレンドは崩れておらず、日足ではRSIが買われ過ぎサインの70直下まで上昇している。スイスフランの上値が本日の欧州時間で限定されるのか、注視したい。
本日の指標は、正午前後に日・BOJ政策金利と声明発表、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、21:30に加・国際証券取扱高、21:30に米・小売売上高、米・輸入物価指数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、翌7:45にNZ・経常収支がある予定だ。弱含んだスイスフランの下値余地を慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2025.06.17
弱含んだスイスフランの下値余地を静観か
2025.06.16
強含んだ加ドルの週明けの値動きを注視か
2025.06.13
最弱となった米ドルの回復余地を注視か
2025.06.12
下落した加ドル円の回復余地を静観か
2025.06.11
米CPI発表にて米ドルの上昇が継続するのか値動きを静観か
2025.06.10
上値が限定された加ドルの反発余地を静観か
2025.06.09
下落したポンドの回復余地を静観か
2025.06.06
ECB後に上昇したユーロの上伸性を注視か
2025.06.05
ECB政策金利発表にて強弱性が変化するのか注目か
2025.06.04
弱含みから一転上昇した米ドルの指標発表による値動きに警戒か