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最弱となった米ドルの回復余地を注視か

相場レポート

最弱となった米ドルの回復余地を注視か

最弱となった米ドルの回復余地を注視か
本日のポイント
  1. 欧・鉱工業生産
  2. 仏・消費者物価指

前日の米国通貨は、欧州時間終盤から米国時間にかけて米ドルが最弱となった。米ドル円は144.528から143.171まで下落。時間足10MAに沿って下降した。4時間足では200SMAのサポートラインで反発することなく下抜けしており、日足では今月安値更新を試みている状態だ。このまま米ドルが本日の米国時間でも軟化していくのか、方向性に注意したい。

欧州通貨は、ユーロが続伸した。ユーロ米ドルは1.1481から1.1631まで上昇。時間足10MAに沿っての価格上昇が見られた。4時間足ではボリンジャーバンド+3σに沿ってのバンドウォークが見られ、日足では4日続伸。RSIが67まで急騰している。すでに今年高値を更新しているため、週末にかけてユーロが強含むのか注目したい。

本日の指標は、7:30にNZ・製造業PMI、13:30に日・鉱工業生産、日・第3次産業活動指数、15:00に独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、欧・貿易収支、21:30に加・製造業出荷高、加・卸売売上高、加・第1四半期設備投資稼働率、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)がある予定だ。最弱となった米ドルの回復余地を注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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