最弱となった米ドルの回復余地を注視か

2025.06.13
- 欧・鉱工業生産
- 仏・消費者物価指
前日の米国通貨は、欧州時間終盤から米国時間にかけて米ドルが最弱となった。米ドル円は144.528から143.171まで下落。時間足10MAに沿って下降した。4時間足では200SMAのサポートラインで反発することなく下抜けしており、日足では今月安値更新を試みている状態だ。このまま米ドルが本日の米国時間でも軟化していくのか、方向性に注意したい。
欧州通貨は、ユーロが続伸した。ユーロ米ドルは1.1481から1.1631まで上昇。時間足10MAに沿っての価格上昇が見られた。4時間足ではボリンジャーバンド+3σに沿ってのバンドウォークが見られ、日足では4日続伸。RSIが67まで急騰している。すでに今年高値を更新しているため、週末にかけてユーロが強含むのか注目したい。
本日の指標は、7:30にNZ・製造業PMI、13:30に日・鉱工業生産、日・第3次産業活動指数、15:00に独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、欧・貿易収支、21:30に加・製造業出荷高、加・卸売売上高、加・第1四半期設備投資稼働率、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)がある予定だ。最弱となった米ドルの回復余地を注視したい。
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