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米雇用統計による通貨強弱に要警戒か

相場レポート

米雇用統計による通貨強弱に要警戒か

米雇用統計による通貨強弱に要警戒か
本日のポイント
  1. 米・雇用統計
  2. 米・ISM非製造業景気指数

前日の米国通貨は、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は143.330から144.234まで上昇。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足ではRSIが30から反発しており、日足ではボリンジャーバンド-2σタッチにて価格反転が見られている。本日の米国時間では1日前倒しにて米雇用統計の発表を控えているため、指標発表による強弱性に警戒したい。

欧州通貨は、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.1810から1.1746まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足ではRSIとローソク足のダイバージェンスが見られており、日足ではボリンジャーバンド+2σでのバンドウォークが崩れつつある状況だ。一方で、週足では特にダイバージェンスは見られないため、米国時間での値動きに注意したい。

本日は、8:50に日・対外/対内証券投資、10:30に豪・貿易収支、16:55に独・非製造業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、17:30に英・サービス業PMI、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、米・雇用統計、加・国際商品貿易、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・製造業新規受注、米・耐久財受注、米・ISM非製造業景気指数がある予定だ。米雇用統計による通貨強弱に十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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