米ISM控えドル円は156円台を維持できるか
2026.08.03
- ユーロ圏7月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
- 米7月ISM製造業景況指数
前営業日の米国通貨は、日米による協調的な円買い介入を受け、米ドルが対円で大幅に下落した。米4-6月期雇用コスト指数は前期比0.9%と市場予想0.8%を上回ったが、介入後の円買い圧力が米ドルの上値を抑えた。ドル円は160.88円付近を高値に157.28円付近まで下落し、157.38円付近で週を終えた。前日レンジは約3円60銭となった。本日アジア時間には155.20円付近まで下値を広げた後、156円台へ戻している。上値では157.50~158.00円付近、下値では155.00~155.20円付近が意識されそうだ。
欧州通貨は、ユーロ圏7月消費者物価指数(HICP)速報値が前年比2.9%となり、前月の2.8%から上昇した。コア指数も前年比2.5%と、前月の2.4%を上回り、欧州中央銀行(ECB)の追加利上げ観測を支えた。発表直後のユーロの反応は限定的だったが、その後は日米協調介入を受けた幅広い米ドル安を背景に、ユーロドルが底堅く推移した。ユーロドルは1.1456~1.1549ドルの範囲で推移し、1.1528ドル付近で週を終えた。本日アジア時間には1.1559ドル付近まで上昇しており、1.1560ドル付近が上値抵抗、1.1500~1.1530ドル付近が下値支持として意識されそうだ。
本日の指標は、15:30にスイス7月消費者物価指数、16:50にフランス、16:55にドイツ、17:00にユーロ圏、17:30に英国の7月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が発表される。22:45には米7月製造業PMI改定値、23:00には米7月ISM製造業景況指数と6月建設支出が予定されている。ISM製造業景況指数は53.9と、前回の53.3から上昇する予想である。欧米の製造業指標に加え、介入への警戒が続くドル円の不安定な値動きにも注意したい。
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