円高進行でドル円153円台、ユーロは1.16ドル台を維持できるか
2026.09.08
- フランス7月貿易収支
- 米国7月消費者信用残高
前日の米国通貨は、米ドルが円に対して大きく下落した。前週末の米8月非農業部門雇用者数は16.2万人増と市場予想の5.6万人増を大幅に上回り、失業率も4.1%で横ばいとなった。これを受けて9月の米利上げ確率は約60%まで上昇したものの、週明けは日銀の追加利上げ観測を背景に円買いが優勢となった。ドル円は156.28円を高値に154.06円まで下落し、154.36円付近で終了。本日は日本のGDP上方修正や実質賃金の増加も材料となって152.89円まで下値を広げ、その後は153.30円台まで戻している。154円付近を回復できるか、あるいは153円を再び割り込むのかを見極めたい。
欧州通貨は、ユーロが対ドルで底堅く推移した。ユーロ圏9月Sentix投資家信頼感指数は5.1と前月の0.9から改善し、市場予想の2.0も上回った。また、ユーロ圏4-6月期GDPは前期比0.6%、前年同期比1.2%へ上方修正され、欧州景気への過度な警戒が後退した。一方、原油高を背景としたインフレ懸念からECBの追加利上げ観測も意識されている。ユーロドルは前日に1.1607ドルから1.1636ドルで推移し、1.1623ドル付近で終了。本日も1.1625ドル近辺と大きな方向感は出ておらず、1.1600ドル付近が下値支持として機能するか、前日高値付近を上抜ける動きが出るかに注目したい。
本日の指標は、15:00のドイツ7月貿易収支、15:45のフランス7月貿易収支・経常収支、18:00の南アフリカ4-6月期GDP、28:00の米国7月消費者信用残高が予定されている。南アフリカGDPは前期比-0.1%、前年同期比1.2%、米消費者信用残高は116.5億ドルの増加が市場予想となっている。米国市場の休場明けとなるため、円主導の米ドル下落が続くのか、ユーロが1.16ドル台で底堅さを維持するのかを見極めたい。
過去の相場レポート
2026.10.23
金利低下で円高進行、欧州通貨の方向感は変わるか
2026.10.22
英国の物価上昇で強含んだポンドの上伸性は続くか
2026.10.21
雇用統計で買われたポンド、英CPIで上値を伸ばすか
2026.10.20
加ドル底堅く、英雇用統計でポンドの方向感は変わるか
2026.10.19
加CPIを控え米ドルと加ドルの強弱は変わるのか
2026.10.16
米金利低下でドル軟化、植田総裁発言で円高は続くのか
2026.10.15
米金利低下でドル反落、米指標で持ち直すのか
2026.10.14
米CPIを前に反落したドルは持ち直すのか
2026.10.13
米金利低下で反落したドルは再び上値を試すのか
2026.10.12
薄商いのドル円は158円台のレンジを抜けるのか
