ドル円は153円台で拮抗、ECB利上げ後もユーロは上伸するのか
2026.09.10
- ECB政策金利・ラガルドECB総裁記者会見
- 米国8月生産者物価指数(PPI)
前日の米国通貨は、ドルが円に対して方向感に乏しい値動きとなった。原油高を背景に米10年債利回りが4.84%近辺へ上昇したものの、金利上昇に比べてドル買いの勢いは限定的だった。ドル円は152.95~153.83円の範囲で推移し、153円台で終了。本日も153円台半ばで推移している。日銀の追加利上げ観測や円ショートポジションの巻き戻しが円を支える一方、本日の米PPIを控えて米金利の先高観も残っている。152.95円付近が下値支持として機能するか、154.00円の節目を試す動きが出るかを確認したい。
欧州通貨は、ECBの追加利上げ観測を背景にユーロが対ドルで底堅く推移した。ユーロドルは前日に1.1620~1.1654ドルの範囲で推移し、1.1636ドル付近で終了した。本日も1.163ドル台で推移している。原油100ドル超によるインフレ圧力が意識されるなか、市場ではECBが本日の理事会で25bpの利上げを実施するとの見方が優勢となっている。1.1620ドル付近を維持できるかに加え、前日高値の1.165ドル台を上抜ける動きが出るかが焦点となりそうだ。政策金利そのものだけでなく、ラガルドECB総裁が今後の追加利上げ余地についてどのような見解を示すかにも注意したい。
本日の指標は、15:00にドイツ8月CPI改定値、20:00にトルコ中銀政策金利、21:15にECB政策金利が予定されている。21:30には米国8月PPIと新規失業保険申請件数が発表され、PPIは前月比0.4%、前年比5.3%、コアPPIは前月比0.3%、前年比4.6%が予想されている。21:45にはラガルドECB総裁の定例記者会見、23:00には米国8月中古住宅販売件数も控える。ECB会合と米物価指標が同日に重なるため、ユーロと米ドル双方の方向性が明確になるのか見極めたい。
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