円高継続で米ドルは反発するのか
2026.09.09
- フランス7月鉱工業生産
- メキシコ8月消費者物価指数
前日の米国通貨は、ドルが円に対して下落した。前週末の強い米雇用統計を受けて9月の米利上げ観測が強まり、米10年債利回りも4.8%近辺まで上昇したものの、日銀の追加利上げ観測を背景とした円買いが優勢となった。ドル円は154.45円を高値に152.89円まで下落し、153.45円付近で終了した。本日も153円台前半を中心に推移しており、円ショートポジションの巻き戻しも円を支えている。152.89円付近が下値支持として機能するか、154円方向への戻りが見られるかを確認したい。
欧州通貨は、ユーロが対ドルで小幅に下落したものの、1.16ドル台を維持した。ユーロドルは前日に1.1636ドル付近を高値として1.160ドル台後半まで下落し、1.161ドル台で終了した。本日は再び1.163ドル前後まで持ち直している。ドイツ7月輸出が前月比0.8%減と市場予想に反して減少したことは景気面の重しとなった一方、原油高によるインフレ圧力や翌日のECB理事会を意識した金融政策観測がユーロを下支えしている。1.1600ドル付近が下値支持として機能するか、前日高値付近を上抜ける動きが出るかを見極めたい。
本日の指標は、10:30に中国8月CPIとPPIが発表され、CPIは前年比0.8%と予想通り、PPIは3.8%と予想の3.6%を上回った。今後は、15:45にフランス7月鉱工業生産が予定され、市場予想は前月比0.2%。20:00には米MBA住宅ローン申請指数、21:00にメキシコ8月CPIが発表され、前年比3.30%と前回3.12%からの上昇が予想されている。欧州では翌日にECB理事会を控えており、ドル円の反発余地とユーロの1.16ドル台維持をそれぞれ見極めたい。
過去の相場レポート
2026.09.09
円高継続で米ドルは反発するのか
2026.09.08
円高進行でドル円153円台、ユーロは1.16ドル台を維持できるか
2026.09.07
雇用統計で切り返したドル円は156円台を保つか
2026.09.04
急落したドル円は雇用統計で反発を試すか
2026.09.03
加ドル反発で米ドルカナダドルは1.38台を維持するか
2026.09.02
加中銀会合が米ドルカナダドル1.39台を左右するか
2026.09.01
米ISM控えドル円は160円台を回復できるか
2026.08.31
独CPI控えユーロポンドは0.8560付近で下げ止まるか
2026.08.28
英利上げ観測後退でポンドドルは1.36ドルを回復できるか
2026.08.27
米PCE後のドル高は雇用指標で続くか
