上昇した米ドルは米CPIで154円台を維持できるか
2026.09.11
- 英国7月鉱工業生産
- 米国8月消費者物価指数(CPI)
前日の米国通貨は、ドルが円に対して上昇した。米8月PPIは前月比0.4%と市場予想通りとなり、原油価格の急上昇と合わせてインフレ警戒が強まった。次週のFOMCで25bpの利上げを見込む確率は71%台まで上昇し、米10年債利回りも本日4.97%近辺まで上昇している。ドル円は前日に153.30~154.67円のレンジで推移し、本日も154円台を中心とした値動きとなっている。154.67円付近を上抜けるのか、154円を割り込んで調整するのかを見極めたい。
欧州通貨は、ユーロが対ドルで上値の重い展開となった。ECBは政策金利を25bp引き上げて2.50%とし、インフレが長期間にわたり目標を上回るとの見通しを示した。追加利上げ観測が強まった一方、米金利上昇やドル買いが優勢となり、ユーロドルは1.16ドル台前半で推移している。1.1600ドル付近を維持できるかが目先の焦点となり、本日23:00に予定されるラガルドECB総裁の発言で今後の利上げ方針に新たな示唆が出るかにも注意したい。
本日の指標は、15:00に英国7月鉱工業生産・製造業生産指数・貿易収支が予定され、鉱工業生産は前月比-0.2%、前年比0.2%が市場予想となっている。21:30には米国8月CPIが発表され、総合指数は前月比0.4%、前年比3.4%、コア指数は前月比0.2%、前年比2.4%が予想されている。23:00には米国9月ミシガン大学消費者態度指数・速報値とラガルドECB総裁の発言も控える。米CPIが利上げ観測をさらに強めるのか、ドルとユーロ双方の反応を見極めたい。
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