ECB会合控えドル円は163円近辺で神経質な展開か
2026.07.23
- 欧州中央銀行(ECB)政策金利
- 米国前週分新規失業保険申請件数
前日の米国通貨は、中東情勢を背景とした原油高と米金利上昇が意識され、米ドルが対円で高値圏を維持した。一方、ドル円が163円台に乗せた後は、日本当局による為替介入への警戒も残り、上値を一方的に追う展開にはなりにくかった。ドル円は前日の東京市場で162.67円から163.22円のレンジで推移し、17:00時点では162.93円から162.95円となった。足元では163.00付近を維持できるかが焦点となり、上側では163.20から163.50付近、下側では162.50から162.00付近が意識されやすい。本日は米国前週分新規失業保険申請件数が予定されており、雇用指標を受けた米金利と米ドルの反応を確認したい。
欧州通貨は、欧州中央銀行(ECB)政策金利の発表を控え、ユーロが対米ドルで底堅く推移した。市場では政策金利の2.40%据え置きが見込まれる一方、原油高によるインフレ再燃への警戒もあり、ラガルドECB総裁の定例記者会見で今後の政策姿勢がどの程度示されるかが焦点となっている。ユーロドルは前日の東京市場で1.1399から1.1415のレンジで推移し、17:00時点では1.1408から1.1410となった。その後はECB会合を前に1.14ドル台前半で推移しており、上側では1.1450から1.1500付近、下側では1.1400から1.1380付近が意識されやすい。本日はECB政策金利とラガルド総裁の発言を受けて、ユーロが1.14ドル台を維持できるか確認したい。
本日の指標は、20:00のトルコ中銀政策金利、21:15の欧州中央銀行(ECB)政策金利、21:30の米国前週分新規失業保険申請件数、カナダ5月小売売上高、21:45のラガルドECB総裁の定例記者会見、22:00の南アフリカ準備銀行政策金利、23:00のユーロ圏7月消費者信頼感・速報値が中心となる。特に欧州時間からNY時間にかけては、ECB会合と米雇用関連指標が材料となりやすい。ドル円は163円付近での値動き、ユーロドルはECB後の方向感を丁寧に見極めたい。
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