円安進行でドル円は163円台定着を試す
2026.07.22
- 南アフリカ6月消費者物価指数(CPI)
- 米国MBA住宅ローン申請指数
前日の米国通貨は、中東情勢の緊張を背景とした原油高と米金利上昇を受けて、米ドルが対円で上昇した。ドル円は前日の東京市場で162.44円から162.62円のレンジで推移し、17:00時点では162.59円から162.60円となった。その後のNY市場では163.24円まで上昇し、1986年以来の高値圏に達したことで、円安進行と為替介入への警戒が意識されている。足元では163.00付近を維持できるかが焦点となり、上側では163.50から164.00付近、下側では162.50から162.00付近が意識されやすい。本日は米国の主要経済指標が限られるため、米金利と原油価格の動向を確認したい。
欧州通貨は、ドイツ7月ZEW景況感調査が26.3となり、前月の10.5から大きく改善した。ユーロ圏の景況感も23.4へ上昇し、欧州景気の先行きに対する慎重な楽観が意識された。一方、米ドル高の流れが強まったことで、ユーロドルは一時1.14ドルを下回る場面があり、上値は抑えられた。前日の東京市場では1.1410から1.1425のレンジで推移し、17:00時点では1.1422から1.1424となった。上側では1.1450から1.1500付近、下側では1.1400から1.1380付近が意識されやすく、1.14ドル台を維持できるかが焦点となりそうだ。欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、ユーロの戻りが続くか確認したい。
本日の指標は、17:00の南アフリカ6月消費者物価指数(CPI)、20:00の米国MBA住宅ローン申請指数、南アフリカ5月小売売上高が中心となる。米国と欧州の主要指標は少ないため、為替市場では中東情勢、原油価格、米金利、円安進行への警戒が材料となりやすい。ドル円は163円台での値持ち、ユーロドルは1.14ドル台の攻防を丁寧に見極めたい。
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