加中銀会合が米ドルカナダドル1.39台を左右するか
2026.09.02
- 米国8月ADP雇用統計
- カナダ銀行政策金利
前日の米国通貨は、米連邦準備制度理事会(FRB)の9月利上げ観測とカナダ銀行の政策金利据え置き見通しが意識され、加ドルが対米ドルで下落した。市場ではFRBが9月に25bpの利上げを行う確率が約66%まで織り込まれる一方、カナダ銀行は2.25%で政策金利を据え置くと予想されている。米ドルカナダドルは1.3845~1.3909カナダドルの約64pips幅で推移し、1.3898カナダドル付近で取引を終えた。1.3910カナダドル付近が上値抵抗、1.3845カナダドル付近が下値支持として意識されそうだ。政策金利の発表後も1.3900カナダドル台を維持するかが焦点となる。
欧州通貨は、ユーロ圏のインフレ率が加速したものの、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ圏8月消費者物価指数(HICP、速報値)は前年比3.3%となり、市場予想と一致しつつ前回の2.9%を上回った。一方、エネルギー、食品、アルコール、たばこを除くコア指数は前年比2.4%と、市場予想および前回の2.5%を下回った。ユーロドルは1.1584~1.1625ドルの約41pips幅で推移し、1.1591ドル付近で取引を終えた。1.1625ドル付近が上値抵抗、1.1580ドル付近が下値支持として意識されそうだ。節目の1.1600ドルを回復できるか見極めたい。
本日の指標は、11:00にニュージーランド準備銀行が政策金利を2.50%から2.75%へ25bp引き上げた。今後は21:15に米国の8月ADP雇用統計が発表され、前回の4.4万人から4.8万人への増加が予想されている。22:45にはカナダ銀行が政策金利を発表し、2.25%での据え置きが予想される。23:00には米国の7月製造業新規受注が発表され、23:30にはカナダ銀行のティフ・マックレム総裁とキャロリン・ロジャース上級副総裁が記者会見を行う。27:00には米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。米雇用情勢とカナダ銀行の政策方針が北米通貨の方向性に与える影響に注目したい。
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