米ISM控えドル円は160円台を回復できるか
2026.09.01
- ユーロ圏8月消費者物価指数速報値
- 米国8月ISM製造業景況指数
前日の米国通貨は、ベッセント米財務長官の発言を受けて米ドルが対円で下落した。ベッセント氏は、日本政府と日銀が円高につながる対応を取るとの見方を示し、9月の日銀利上げ観測が意識された。ドル円は159.47~160.24円の約0.77円幅で推移し、159.75円付近で取引を終えた。160.25円付近が上値抵抗、159.50円付近が下値支持として意識されそうだ。本日の米指標を受け、160.00円台を回復できるかが焦点となる。
欧州通貨は、ドイツの物価指標が市場予想を下回る中でも、ユーロが対米ドルで上昇した。独8月消費者物価指数(HICP、速報値)は前年比2.9%となり、前回の2.8%を上回った一方、市場予想の3.1%を下回った。エネルギー価格は前年比10.5%上昇したが、食品とエネルギーを除くコア指数は2.4%で横ばいだった。ユーロドルは1.1578~1.1621ドルの約43pips幅で推移し、1.1617ドル付近で取引を終えた。1.1620~1.1650ドル付近が上値抵抗、1.1580~1.1600ドル付近が下値支持として意識されそうだ。節目の1.1600ドルを維持できるか見極めたい。
本日の指標は、17:00にユーロ圏の8月製造業PMI改定値、18:00に8月消費者物価指数(HICP、速報値)と7月失業率が発表される。HICPは前年比3.3%、コア指数は同2.5%が予想されている。22:45には米国の8月製造業PMI改定値、23:00には8月ISM製造業景況指数、7月JOLTS求人件数、7月建設支出が発表される。ISM製造業景況指数は前回の55.6から55.2への低下、JOLTS求人件数は前回の735.9万件から733.2万件への減少が予想されている。欧州の物価動向と米国の製造業・労働需要がユーロドルとドル円の方向性に与える影響に注目したい。
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