急落したドル円は雇用統計で反発を試すか
2026.09.04
- 米国8月雇用統計
- カナダ8月雇用統計
前日の米国通貨は、FRBのクリストファー・ウォラー理事が、インフレの改善が続けば9月会合で政策金利の据え置きを支持する考えを示したことで、米ドル売りが強まった。ドル円は、先行していた日銀の早期利上げ観測による円買いにドル売りが重なり、155.30~158.98円の約3.68円幅で推移した後、155.64円付近で取引を終えた。ドル指数は0.69%安の98.91となった。156.50~157.00円付近が上値抵抗として意識される一方、前日安値の155.30円付近が下値支持として機能するか見極めたい。
欧州通貨は、英中銀のヒュー・ピル主任エコノミストが、物価上昇圧力を抑えるためには適時の利上げが望ましいとの見解を示す中、ポンドが対米ドルで上昇した。市場では9月の利上げ確率は約15%にとどまる一方、11月までの利上げ確率は70%超となっている。ポンドドルは1.3479~1.3549ドルの約70pips幅で推移し、1.3524ドル付近で取引を終えた。1.3550ドル付近が上値抵抗として意識される一方、節目の1.3500ドルを維持できるかが焦点となりそうだ。
本日の指標は、17:30に英国の8月建設業PMIが発表され、前回の44.7から45.5への上昇が予想されている。17:50にはアンドリュー・ベイリー英中銀総裁の発言が予定される。21:30には米国とカナダの8月雇用統計が発表される。米非農業部門雇用者数は前月比5.6万人増、失業率は4.1%、平均時給は前月比0.3%増が予想されている。カナダの新規雇用者数は1.5万人増、失業率は6.4%の予想となっている。雇用情勢が米国とカナダの金融政策見通しに与える影響に注目したい。
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