加ドル反発で米ドルカナダドルは1.38台を維持するか
2026.09.03
- 米国前週分新規失業保険申請件数
- 米国8月ISM非製造業景況指数
前日の米国通貨は、カナダ銀行の政策発表を受けて加ドルが対米ドルで上昇した。カナダ銀行は政策金利を市場予想どおり2.25%に据え置いた一方、インフレの上振れリスクが高まったとの見方を示した。ティフ・マックレム総裁が必要に応じて複数回の利上げを行う可能性に言及したことで、年内の利上げ観測が強まった。米ドルカナダドルは1.3830~1.3940カナダドル付近の約110pips幅で推移し、1.3840カナダドル付近で取引を終えた。1.3900~1.3940カナダドル付近が上値抵抗、1.3830カナダドル付近が下値支持として意識されそうだ。
欧州通貨は、英国の財政運営への警戒感を背景にポンドが対米ドルで下落した。英国10年債利回りが2007年以来の高水準に上昇し、10月28日にジョン・ヒーリー財務相が発表する予算案を巡る不透明感がポンドの重しとなった。ポンドドルは1.3473~1.3525ドルの約52pips幅で推移し、1.3483ドル付近で取引を終えた。1.3525ドル付近が上値抵抗として意識される一方、1.3470ドル付近が下値支持として機能するかが焦点となりそうだ。
本日の指標は、16:50からフランス、ドイツ、ユーロ圏、英国の8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)が順次発表される。ユーロ圏の同指数は51.7、英国は52.8で速報値から横ばいが予想されている。18:00にはユーロ圏の7月生産者物価指数(PPI)が発表される。21:30には米国の7月貿易収支と前週分新規失業保険申請件数、カナダの7月貿易収支が発表される。米新規失業保険申請件数は前回の20.3万件から20.5万件への増加が予想され、カナダの貿易収支は前回38.6億カナダドルの黒字だった。22:45には米国の8月サービス部門PMI改定値、23:00には米国の8月ISM非製造業景況指数が発表される。ISM非製造業景況指数は前回の54.1に対し、54.1~54.3程度が予想されている。米国の雇用関連指標とサービス業の景況感が北米通貨の方向性に与える影響に注目したい。
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