米住宅指標まちまちでドル円は162円台前半でもみ合うか
2026.07.20
- カナダ6月消費者物価指数(CPI)
- 米国6月景気先行指標総合指数
前日の米国通貨は、米6月住宅着工件数が年率142.7万件へ増加した一方、建設許可件数は年率136.7万件へ減少し、米住宅市場の強弱が入り混じる内容となった。住宅着工は集合住宅の増加が全体を押し上げたものの、一戸建て住宅の着工や建設許可は弱く、住宅市場の回復には慎重な見方も残った。7月ミシガン大学消費者態度指数・速報値は54.4へ上昇し、消費者心理の改善も意識されたが、中東情勢を背景とした原油高への警戒が残り、米ドルは方向感を欠く展開となった。ドル円は前営業日の東京市場で162.13円から162.46円のレンジで推移し、17:00時点では162.20円台後半となった。週明けは日本休場で流動性が限られるなか、162円台前半での推移が続いている。上側では162.50付近、下側では162.00から161.50付近が意識されやすく、本日は米6月景気先行指標総合指数を受けて、ドル円が162円台を維持できるか確認したい。
欧州通貨は、ユーロ圏6月消費者物価指数(HICP、改定値)が前年同月比2.8%、コア指数が同2.4%となり、速報値から大きな変化はなかった。5月からのインフレ鈍化が確認された一方、欧州中央銀行(ECB)会合を控えて積極的な方向感は出にくく、ユーロは対米ドルで小幅な値動きにとどまった。ユーロドルは前営業日の東京市場で1.1438から1.1451のレンジで推移し、17:00時点では1.1440台半ばとなった。上側では1.1450から1.1500付近、下側では1.1400から1.1380付近が意識されやすく、1.14ドル台半ばを維持できるかが焦点となりそうだ。本日はユーロ圏5月建設支出が予定されており、欧州通貨の戻りが続くか確認したい。
本日の指標は、18:00のユーロ圏5月建設支出、21:30のカナダ6月消費者物価指数(CPI)、23:00の米国6月景気先行指標総合指数が中心となる。主要な米経済指標は限られるものの、カナダCPIは原油高とカナダ中銀の政策見通しに関わる材料として意識されやすい。NY時間はカナダドル、米ドル、円の反応を中心に、ドル円が162円台を維持できるかを丁寧に確認したい。
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