米PPI後のドル円160円台推移と英GDPに注目
2026.06.12
- 英国4月月次国内総生産(GDP)
- 米国6月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値
前日の米国通貨は、米5月生産者物価指数(PPI)が前月比1.1%、前年同月比6.5%と市場予想を上回り、生産者段階でのインフレ圧力が意識された。一方、中東情勢の緊張緩和期待や米金融政策を巡る見方の調整もあり、米ドルは上値を追いにくい展開となった。ドル円は東京市場で160.43円から160.59円のレンジで推移し、17:00時点では160.50円付近となった。足元では160.00の節目を上回っているが、160.50から160.70付近では上値の重さも意識されやすい。下側では160.00から159.50付近が支持帯となるかが焦点となりそうだ。本日は米6月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が予定されており、米景況感を受けた米ドルの反応を見極めたい。
欧州通貨は、欧州中央銀行(ECB)が主要政策金利を0.25ポイント引き上げたことで、ユーロが対ドルで底堅く推移した。ラガルドECB総裁はデータ次第の政策運営を示しており、追加利上げの有無を巡っては慎重な見方も残った。ユーロドルは東京市場で1.1527から1.1555のレンジで推移し、17:00時点では1.1540台半ばとなった。ECB理事会後は1.15ドル台後半を試す場面もあり、上側では1.1580から1.1600付近、下側では1.1530から1.1500付近が意識されやすい。本日は英国4月月次GDPや鉱工業生産が予定されており、欧州時間のポンドとユーロの反応を確認したい。
本日の指標は、15:00の英国4月月次国内総生産(GDP)、4月鉱工業生産、4月製造業生産指数、4月貿易収支、ドイツ5月消費者物価指数(CPI、改定値)、15:45のフランス5月消費者物価指数(CPI、改定値)、16:00のトルコ4月経常収支、23:00の米国6月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が中心となる。特に欧州時間は英国GDP、NY時間は米消費者心理が材料となりやすく、米ドル、円、ユーロ、ポンドの方向感を丁寧に見極めたい。
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