米PPIとECB理事会でドル円160円台に変化か
2026.06.11
- 欧州中央銀行(ECB)政策金利・ラガルドECB総裁会見
- 米国5月生産者物価指数(PPI)
前日の米国通貨は、米5月消費者物価指数(CPI)が前月比0.5%、前年同月比4.2%となり、総合指数ではインフレ圧力の強さが意識された。一方、コアCPIは前月比0.2%、前年同月比2.9%にとどまり、米ドルは一方向に買われにくい展開となった。ドル円は東京市場で160.25円から160.43円のレンジで推移し、17:00時点では160.30円台後半となった。足元では160.00の節目を上回っているが、160.50付近では上値の重さも意識されやすい。下側では160.00から159.50付近が支持帯となるかが焦点となりそうだ。本日は米5月生産者物価指数(PPI)と米新規失業保険申請件数が予定されており、米CPI後のドルの方向感に変化が出るか見極めたい。
欧州通貨は、欧州中央銀行(ECB)理事会を控えた利上げ観測が支えとなり、ユーロが対ドルで底堅く推移した。ユーロドルは東京市場で1.1535から1.1558のレンジで推移し、17:00時点では1.1550台半ばとなった。足元では1.1500台前半を維持しているが、ECB理事会後の声明やラガルドECB総裁会見の内容次第では、1.1600方向への戻りを試すか、再び1.1500近辺を意識する展開となりそうだ。上側では1.1580から1.1600付近、下側では1.1530から1.1500付近が意識されやすく、欧州時間以降の値動きを確認したい。
本日の指標は、18:00の南アフリカ1-3月期経常収支、20:00のトルコ中銀政策金利、21:15の欧州中央銀行(ECB)政策金利、21:30の米国5月生産者物価指数(PPI)とコアPPI、米国前週分新規失業保険申請件数、前週分失業保険継続受給者数、21:45のラガルドECB総裁会見が中心となる。特にNY時間は米PPIとECB理事会が重なるため、米ドル、円、ユーロの方向感が明確になるか丁寧に見極めたい。
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