米小売売上高控えドル円は162円台を維持できるか
2026.07.16
- 米国6月小売売上高
- 米国前週分新規失業保険申請件数
前日の米国通貨は、米6月卸売物価指数(PPI)が前月比0.3%低下し、インフレ鈍化を示す内容となった。米利上げ観測がやや後退したことで、米ドルは主要通貨に対して弱含み、対円でも上値の重い動きとなった。ドル円は東京市場で161.97円から162.30円のレンジで推移し、17:00時点では162.20円台後半となった。その後は米PPIを受けて161円台後半へ下押しされる場面もあり、162.00付近を回復できるかが目先の焦点となりそうだ。上側では162.50付近、下側では161.50から161.00付近が意識されやすい。本日は米6月小売売上高と前週分新規失業保険申請件数が予定されており、米ドルの買い戻しが入るか確認したい。
欧州通貨は、ユーロ圏5月鉱工業生産が前月比0.2%低下し、欧州景気への慎重な見方が意識された。ただし、米PPIの下振れを受けた米ドル安が支えとなり、ユーロドルは対ドルで買い戻される動きとなった。ユーロドルは東京市場で1.1420から1.1443のレンジで推移し、17:00時点では1.1420台前半となった後、NY時間には1.14ドル台後半へ上昇した。上側では1.1480から1.1500付近、下側では1.1430から1.1400付近が意識されやすく、1.14ドル台後半を維持できるかが焦点となりそうだ。本日はユーロ圏5月貿易収支が予定されており、ユーロの戻りが続くか確認したい。
本日の指標は、18:00のユーロ圏5月貿易収支、21:15のカナダ6月住宅着工件数、21:30の米国6月小売売上高、米国前週分新規失業保険申請件数、米国7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、23:00の米国7月NAHB住宅市場指数、米国6月住宅販売保留指数、米国5月企業在庫が中心となる。特にNY時間は米小売売上高と雇用関連指標が材料となりやすく、米ドル、円、ユーロ、カナダドルの反応を丁寧に確認したい。
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