米CPI鈍化後のドル円は162円付近でもみ合うか
2026.07.15
- 米国6月卸売物価指数(PPI)
- カナダ銀行政策金利
前日の米国通貨は、米6月消費者物価指数(CPI)が前年同月比3.5%となり、前月の4.2%から鈍化した。前月比でも0.4%低下し、インフレ鈍化を受けて米利上げ観測が後退したことで、米ドルは主要通貨に対して弱含んだ。一方、中東情勢を背景とした原油高への警戒も残り、ドル円は大きく崩れにくい展開となった。ドル円は東京市場で162.23円から162.46円のレンジで推移し、17:00時点では162.30円台前半となった。上側では162.50付近、下側では162.00から161.50付近が意識されやすく、本日は米6月卸売物価指数(PPI)を受けて162円付近でのもみ合いが続くか確認したい。
欧州通貨は、米CPI鈍化を受けた米ドル安が支えとなり、ユーロやポンドが対米ドルで買い戻される場面があった。ユーロドルは東京市場で1.1379から1.1397のレンジで推移し、17:00時点では1.1390台後半となった後、NY時間には1.14ドル台前半へ戻した。ベイリー英中銀(BOE)総裁は中東情勢の不安定化に言及しつつ、英国のインフレ見通しへの影響は限定的との見方を示した。ユーロドルは上側では1.1430から1.1450付近、下側では1.1380から1.1350付近が意識されやすく、1.14ドル台を維持できるかが焦点となりそうだ。本日はユーロ圏5月鉱工業生産が予定されており、欧州通貨の戻りが続くか確認したい。
本日の指標は、18:00のユーロ圏5月鉱工業生産、20:00の米国MBA住宅ローン申請指数、21:30の米国7月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国6月卸売物価指数(PPI)とコアPPI、カナダ5月製造業出荷、カナダ5月卸売売上高、22:45のカナダ銀行政策金利、23:00のウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言、27:00の米地区連銀経済報告(ベージュブック)が中心となる。特にNY時間は米PPI、カナダ中銀会合、FRB議長議会証言が材料となりやすく、米ドル、円、ユーロ、カナダドルの反応を丁寧に確認したい。
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