米ドル安を受けたドル円160円付近の方向感に注目
2026.06.15
- ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言
- 米国6月ニューヨーク連銀製造業景気指数
前営業日の米国通貨は、米6月ミシガン大学消費者態度指数・速報値が48.9と前回の44.8から改善し、個人消費マインドの持ち直しが意識された。一方、週明けにかけて米国とイランの和平合意観測を受けた中東情勢への警戒緩和もあり、安全資産としての米ドル需要は後退した。ドル円は東京市場で159.95円から160.38円のレンジで推移し、17:00時点では160.20円台後半となった。足元では160.00近辺での推移が続いており、上側では160.50から160.70付近が上値抵抗として意識されやすい。下側では160.00を維持できるかが焦点で、割り込む場合は159.50付近への下押しに注意したい。本日は米6月ニューヨーク連銀製造業景気指数と米5月鉱工業生産が予定されており、米ドルの方向感に変化が出るか見極めたい。
欧州通貨は、前週の欧州中央銀行(ECB)による利上げ後、ユーロが対ドルで底堅く推移した。米ドル安の流れも支えとなり、ユーロドルは東京市場で1.1559から1.1584のレンジで推移し、17:00時点では1.1560台後半となった。週明けには1.1600付近を試す場面もあり、上側では1.1600から1.1630付近、下側では1.1560から1.1530付近が意識されやすい。ECBは前週に政策金利を引き上げた一方、今後の政策運営はデータ次第との見方も残っており、本日のラガルドECB総裁発言とユーロ圏4月鉱工業生産を受けたユーロの反応を確認したい。
本日の指標は、15:00のドイツ5月卸売物価指数(WPI)、15:30のスイス5月生産者輸入価格、16:00のスイス5月SECO消費者信頼感指数、16:30のラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言、18:00のユーロ圏4月鉱工業生産と4月貿易収支、21:15のカナダ5月住宅着工件数、21:30の米国6月ニューヨーク連銀製造業景気指数、22:15の米国5月鉱工業生産と設備稼働率、23:00の米国6月NAHB住宅市場指数が中心となる。特に欧州時間はECB総裁発言とユーロ圏鉱工業生産、NY時間は米製造業関連指標が材料となりやすく、米ドル、円、ユーロの反応を丁寧に見極めたい。
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