米雇用を受けたドル円の160円台定着に注目
2026.06.08
- 日本1-3月期実質国内総生産(GDP、改定値)
- ドイツ4月製造業新規受注
前日の米国通貨は、米5月非農業部門雇用者数変化が17.2万人増と予想の8.5万人増を大きく上回り、失業率も4.3%で横ばいとなったことで、米労働市場の底堅さが意識された。平均時給も前月比0.3%、前年同月比3.4%となり、米金融引き締め長期化への警戒が米ドル買いにつながった。ドル円は東京市場で159.90円から160.01円のレンジで推移した後、米雇用統計を受けて160円台前半へ上昇した。足元では160.00の節目を維持できるかが焦点で、上側では160.50から160.70付近が上値抵抗として意識されやすい。下側では160.00から159.50付近が支持帯となるか見極めたい。
欧州通貨は、ユーロ圏1-3月期GDP確定値が前期比-0.2%に下方修正され、域内景気の弱さが意識された。さらに、強い米雇用統計を受けた米ドル高が重しとなり、ユーロドルは上値の重い推移となった。東京市場では1.1611から1.1635のレンジで振れたが、米雇用統計後のドル買いを受けて、週明けには1.1500台前半まで水準を切り下げている。ユーロドルは1.1500近辺を維持できるかが目先の焦点で、上側では1.1550から1.1600付近、下側では1.1500から1.1480付近が意識されやすい。本日発表されたドイツ4月製造業新規受注は前月比-3.8%となっており、欧州景気への慎重な見方が続くか確認したい。
本日の指標は、08:50の日本1-3月期実質国内総生産(GDP、改定値)と4月国際収支、14:00の日本5月景気ウォッチャー調査、15:00のドイツ4月製造業新規受注が中心となる。既に発表された結果では、日本GDPは前期比0.5%、年率換算1.8%となった一方、ドイツ製造業新規受注は前月比で減少しており、欧州時間はユーロの反応を確認したい。米国では主要指標が限られるため、前週末の強い米雇用統計を受けた米ドル高が継続するか、ドル円の160円台定着とユーロドルの下値余地を丁寧に見極めたい。
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