米雇用統計を控えたドル円の160円攻防に注目
2026.06.05
- 米国5月非農業部門雇用者数変化・失業率
- ユーロ圏1-3月期域内総生産(GDP、確定値)
前日の米国通貨は、米新規失業保険申請件数が22.5万件と前回の21.2万件から増加し、市場予想を上回ったことで、労働市場の一部軟化が意識された。一方、中東情勢を背景とした安全資産需要や本日の米雇用統計を控えた様子見姿勢もあり、ドル円は160円付近で高値圏の推移が続いた。東京市場では159.60円から160.05円のレンジで推移し、17:00時点では159.90円付近となった。足元では160.00の節目を明確に上回れるかが焦点で、上側では160.00から160.50付近が上値抵抗として意識されやすい。下側では159.60から159.00付近を維持できるかが焦点となりそうだ。本日は米5月雇用統計が予定されており、米ドルの高値圏推移が続くか見極めたい。
欧州通貨は、ユーロ圏4月小売売上高が前月比-0.4%と前回の+0.8%から減少し、個人消費の弱さが意識された。一方、来週のECB理事会を前に利上げ観測も残っており、ユーロドルは1.1600前後で方向感を探る展開となった。東京市場では1.1598から1.1612のレンジで推移し、17:00時点では1.1600台前半となった。ユーロドルは1.1600近辺を維持できるかが目先の焦点で、上側では1.1630から1.1650付近、下側では1.1580から1.1560付近が意識されやすい。本日はユーロ圏GDP確定値が予定されており、景気減速懸念と金融政策見通しのバランスを確認したい。
本日の指標は、15:45のフランス4月貿易収支、18:00のユーロ圏1-3月期域内総生産(GDP、確定値)、21:30の米国5月非農業部門雇用者数変化、米国5月失業率、米国5月平均時給、カナダ5月新規雇用者数、カナダ5月失業率、23:00のカナダ5月Ivey購買部協会指数、27:00のベイリー英中銀(BOE)総裁発言が中心となる。特にNY時間は米雇用統計がドル円の160円付近での方向感を左右しやすく、雇用者数、失業率、平均時給を合わせて確認しながら米ドル、円、ユーロの反応を丁寧に見極めたい。
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