中東緊張でドル円は162円近辺でもみ合うか
2026.07.13
- 中東情勢・原油価格動向
- 米国6月月次財政収支
前日の米国通貨は、カナダ6月雇用統計で新規雇用者数が1.82万人増となり、市場予想の1.00万人増を上回った。失業率も6.5%へ低下し、カナダの労働市場が底堅さを示したことで、加ドルは対米ドルでやや買われた。一方、週明けにかけては中東情勢の緊張再燃により原油価格が上昇し、インフレ再加速への警戒から米ドルも底堅く推移している。ドル円は前営業日の東京市場で161.29円から162.43円のレンジで推移し、17:00時点では161.70円付近となった。足元では162.00付近を維持できるかが焦点で、上側では162.50付近、下側では161.50から161.00付近が意識されやすい。本日は米6月月次財政収支が予定されているものの、為替市場では中東情勢と米金利の反応を確認したい。
欧州通貨は、ドイツ6月消費者物価指数(CPI、改定値)が前年同月比2.3%となり、前月の2.6%から鈍化した。フランス6月消費者物価指数もEU基準で前年同月比2.0%となり、5月の2.8%から伸びが鈍化したことで、欧州のインフレ圧力がやや和らいだとの見方が意識された。一方、欧州中央銀行(ECB)は物価上振れへの警戒姿勢を残しており、ユーロは対米ドルで方向感を探る動きとなった。ユーロドルは前営業日の東京市場で1.1432から1.1460のレンジで推移し、17:00時点では1.1430台後半となった。上側では1.1460から1.1500付近、下側では1.1430から1.1400付近が意識されやすく、1.14ドル台前半を維持できるか確認したい。
本日の指標は、16:00のトルコ5月経常収支、27:00の米国6月月次財政収支が中心となる。主要国の経済指標は限られるため、指標そのものよりも、中東情勢を受けた原油価格、米金利、米ドルの反応が為替市場の材料となりやすい。ドル円は162円付近での攻防、ユーロドルは1.14ドル台前半での推移を維持できるかを丁寧に確認したい。
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