米ドル高継続とユーロの下値余地に注目
2026.06.04
- ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言
- 米国前週分新規失業保険申請件数
前日の米国通貨は、米5月ISM非製造業景況指数が54.5と前回の53.6、予想の53.8を上回り、米サービス業の底堅さが確認された。中東情勢の緊張再燃を受けた安全資産としての米ドル需要も意識され、ドル円は160円の節目に接近する場面があった。東京市場では159.55円から160.00円のレンジで推移した。足元では160.00付近で為替介入への警戒感が出やすく、上側では160.00から160.50付近が上値抵抗として意識されやすい。下側では159.50から159.00付近を維持できるかが焦点となりそうだ。本日は米新規失業保険申請件数が予定されており、米ドルの高値圏推移が続くか見極めたい。
欧州通貨は、ユーロ圏5月総合PMIが48.5と前月の48.8から低下し、景気拡大・縮小の分かれ目となる50を下回ったことで、ユーロ圏景気の減速懸念が重しとなった。サービス業PMIは47.7と前月の47.6から小幅に改善したものの、50割れが続いており、ユーロドルは1.1600台前半で上値の重い推移となった。ユーロドルは東京市場で1.1613から1.1632のレンジで推移した。上側では1.1630から1.1650付近、下側では1.1600から1.1580付近が意識されやすい。本日はラガルドECB総裁発言とユーロ圏4月小売売上高が予定されており、景況感と金融政策を巡る見方に変化が出るか確認したい。
本日の指標は、15:30のスイス5月消費者物価指数(CPI、前月比)、17:00のラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言、17:30の英国5月建設業購買担当者景気指数(PMI)、18:00のユーロ圏4月小売売上高、21:30の米国前週分新規失業保険申請件数、前週分失業保険継続受給者数、米国1-3月期非農業部門労働生産性・改定値、24:40のベイリー英中銀(BOE)総裁発言が中心となる。特に欧州時間はECB総裁発言と小売売上高、NY時間は米雇用関連指標が材料となりやすく、米ドル、ユーロ、ポンドの反応を丁寧に見極めたい。
過去の相場レポート
2026.10.26
原油反落で米ドル軟化、ユーロの回復余地に注目か
2026.10.23
金利低下で円高進行、欧州通貨の方向感は変わるか
2026.10.22
英国の物価上昇で強含んだポンドの上伸性は続くか
2026.10.21
雇用統計で買われたポンド、英CPIで上値を伸ばすか
2026.10.20
加ドル底堅く、英雇用統計でポンドの方向感は変わるか
2026.10.19
加CPIを控え米ドルと加ドルの強弱は変わるのか
2026.10.16
米金利低下でドル軟化、植田総裁発言で円高は続くのか
2026.10.15
米金利低下でドル反落、米指標で持ち直すのか
2026.10.14
米CPIを前に反落したドルは持ち直すのか
2026.10.13
米金利低下で反落したドルは再び上値を試すのか
