米雇用・ISMを控えドル円の160円接近に注目
2026.06.03
- 欧州・英国5月サービス部門PMI(改定値)
- 米国5月ADP雇用統計・ISM非製造業景況指数
前日の米国通貨は、中東情勢の緊張再燃を背景に原油価格が上昇し、安全資産としての米ドル需要が意識された。米4月JOLTS求人件数が761.8万件と前月から増加したことも、米労働市場の底堅さを確認する材料となり、ドル円は159円台後半へ水準を切り上げた。足元では160.00の節目に接近しており、上側では160.00から160.50付近が上値抵抗として意識されやすい。下側では159.50から159.00付近を維持できるかが焦点となりそうだ。本日は米ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数、ベージュブックが予定されており、米ドルの高値圏推移が続くか見極めたい。
欧州通貨は、ユーロ圏5月HICP速報値が前年比3.2%と前回から上昇し、コア系指標も底堅さを示したことで、ECBの金融引き締め観測が意識された。一方、米ドル高の流れが重しとなり、ユーロドルは1.1600台前半で上値の重い推移となった。ユーロドルは1.1630台から1.1650台のレンジで振れた後、1.1630台後半で引けており、1.1600近辺を維持できるかが目先の焦点となる。上側では1.1660から1.1680付近、下側では1.1620から1.1600付近が意識されやすい。本日は欧州と英国のサービス部門PMI改定値が予定されており、景況感を受けたユーロとポンドの反応を確認したい。
本日の指標は、16:50のフランス5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)、16:55のドイツ5月サービス部門PMI(改定値)、17:00のユーロ圏5月サービス部門PMI(改定値)、17:30の植田和男日銀総裁の発言と英国5月サービス部門PMI(改定値)、18:00のユーロ圏4月卸売物価指数(PPI)、20:00の米国MBA住宅ローン申請指数、21:15の米国5月ADP雇用統計、21:30のカナダ1-3月期労働生産性指数、22:45の米国5月サービス部門・総合PMI(改定値)、23:00の米国5月ISM非製造業景況指数、4月製造業新規受注、27:00の米地区連銀経済報告(ベージュブック)が中心となる。特にNY時間は米ADP雇用統計とISM非製造業景況指数が米景気・雇用の確認材料となりやすく、米ドル、円、ユーロの反応を丁寧に見極めたい。
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