米雇用関連指標を控えドル円の上値余地に注目
2026.06.02
- ユーロ圏5月消費者物価指数(HICP、速報値)
- 米国4月JOLTS求人件数
前日の米国通貨は、米5月ISM製造業景況指数が54.0と前月の52.7から上昇し、米製造業の底堅さが意識された。一方、中東情勢を巡る不透明感やインフレ圧力への警戒も残り、米ドルは対円で高値圏を維持した。ドル円は159.25から159.77のレンジで振れた後、159.65付近で引けており、160.00の節目に近い水準での推移が続いている。上側では159.80から160.00付近が上値抵抗として意識されやすく、下側では159.30から159.00付近を維持できるかが焦点となりそうだ。本日は米4月JOLTS求人件数が予定されており、米雇用環境への見方を受けて米ドルの上値余地が広がるか見極めたい。
欧州通貨は、ユーロ圏5月製造業PMI改定値が拡大圏を維持した一方、米ドルの底堅さが重しとなり、ユーロは対ドルで上値の重い推移となった。ユーロドルは1.1607から1.1666のレンジで推移した後、1.1635付近で引けており、1.1600台前半で方向感を探る展開となっている。上側では1.1660から1.1700付近、下側では1.1600から1.1580付近が意識されやすい。本日はユーロ圏5月HICP速報値が予定されており、物価指標を受けたユーロの反応を確認したい。
本日の指標は、08:50の日本5月マネタリーベース、10:30のオーストラリア4月住宅建設許可件数と1-3月期経常収支、17:30の英国4月消費者信用残高とマネーサプライM4、18:00のユーロ圏5月消費者物価指数(HICP、速報値)とHICPコア指数、19:00の南アフリカ4-6月期BER企業信頼感指数、23:00の米国4月JOLTS求人件数とベイリー英中銀(BOE)総裁発言が中心となる。ユーロ圏HICPは前年比3.2%、HICPコア指数は前年比2.4%、米JOLTS求人件数は686.5万件が見込まれている。欧州時間はユーロ圏物価指標、NY時間は米雇用関連指標が材料となりやすく、ユーロ、ポンド、米ドルの反応を丁寧に見極めたい。
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