PCEデフレーターを控え米ドルの上値余地を見極める展開
2026.05.28
- 米国4月PCEデフレーター・PCEコア・デフレーター
- 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
前日の米国通貨は、中東情勢を巡る緊張が再び高まるなか、原油価格の反発によるインフレ警戒と米金利上昇が意識され、米ドルが底堅く推移した。ドル円は159.17から159.59のレンジで振れた後、159.57付近で引けており、160.00の節目に近い水準での推移が続いている。上側では159.60から160.00付近が上値抵抗として意識されやすく、下側では159.20から159.00付近を維持できるかが目先の焦点となりそうだ。本日は米4月PCEデフレーターや1-3月期GDP改定値が予定されており、米ドルの上値余地が広がるか見極めたい。
欧州通貨は、米ドル高が重しとなり、ユーロが対ドルで上値の重い推移となった。ユーロドルは1.1620台から1.1660台のレンジで振れた後、1.1620台後半で引けており、1.1600近辺を維持できるかが目先の焦点となる。上側では1.1650から1.1660付近、下側では1.1600から1.1580付近が意識されやすい。本日はラガルドECB総裁発言やECB理事会議事要旨、ユーロ圏5月経済信頼感が予定されており、金融政策と景況感を巡る材料に対するユーロの反応を確認したい。
本日の指標は、15:45のフランス4月生産者物価指数(PPI)、16:10のラガルドECB総裁発言、18:00のユーロ圏5月消費者信頼感(確定値)、20:30のECB理事会議事要旨、21:30の米国4月PCEデフレーターとPCEコア・デフレーター、米国1-3月期GDP改定値、米国前週分新規失業保険申請件数、カナダ1-3月期経常収支、22:00の南アフリカ準備銀行政策金利、23:00の米国4月新築住宅販売件数が中心となる。特にNY時間は米PCEデフレーターとGDP改定値が米金利見通しの材料となりやすく、米ドル、ユーロ、加ドルの反応を丁寧に見極めたい。
