米雇用統計後のドル円161円台と欧州PMIの反応を見極める展開か
2026.07.03
- ユーロ圏・英国6月サービス部門PMI改定値
- ラガルドECB総裁発言・ベイリーBOE総裁発言
前日の米国通貨は、米6月非農業部門雇用者数が5.7万人増と市場予想を下回り、米労働市場の減速が意識された。失業率は4.2%へ低下したものの、労働参加率の低下を伴う内容だったため、米利上げ観測は後退し、米ドルは主要通貨に対して軟化した。ドル円は東京市場で162.60円から161.15円のレンジで推移し、17:00時点では161.40円台前半となった。足元では161.00付近を維持できるかが焦点で、上側では161.50から162.00付近、下側では160.50から160.00付近が意識されやすい。本日は米国の主要指標が限られるため、米雇用統計後のドル売りと円買いの流れが続くか見極めたい。
欧州通貨は、ユーロ圏5月失業率が6.2%と低水準で推移し、雇用環境の底堅さが確認された。米雇用統計後に米ドルが軟化したことも支えとなり、ユーロドルは東京市場で1.1376から1.1408のレンジで推移し、17:00時点では1.1400台後半となった。ただし、ユーロ圏のサービス部門PMIは速報値で50を下回っており、景況感には慎重な見方も残る。上側では1.1430から1.1450付近、下側では1.1400から1.1370付近が意識されやすく、1.1400近辺を維持できるかが目先の焦点となりそうだ。本日はユーロ圏、英国の6月サービス部門PMI改定値とラガルドECB総裁の発言、ベイリーBOE総裁の発言が予定されており、欧州時間のユーロとポンドの反応を確認したい。
本日の指標は、15:45のフランス5月鉱工業生産、16:00のトルコ6月消費者物価指数(CPI)、16:50のフランス6月サービス部門PMI改定値、16:55のドイツ6月サービス部門PMI改定値、17:00のユーロ圏6月サービス部門PMI改定値とラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の発言、17:30の英国6月サービス部門PMI改定値、24:00のベイリー英中銀(BOE)総裁の発言が中心となる。米国は祝日のため取引が薄くなりやすく、前日の米雇用統計後の米ドルの戻り、欧州PMIと要人発言を受けたユーロ、ポンドの方向感を丁寧に見極めたい。
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