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対円で上昇した米ドルがFOMCにより軟化するのか値動きに警戒か

相場レポート

対円で上昇した米ドルがFOMCにより軟化するのか値動きに警戒か

対円で上昇した米ドルがFOMCにより軟化するのか値動きに警戒か
本日のポイント
  1. 加・BOC政策金利と声明発表
  2. 米・FOMC政策金利と声明発表

前日の米国通貨は、本日の米FOMCを前に米ドルが対円で上昇した。米ドル円は155.732から156.956まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+3σまで高騰し、RSIが59から77まで上昇した。4時間足では、ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが見られており、日足では3日続伸。直近10営業日の下落幅を相殺した。

欧州通貨は、ポンドが対米ドルで下落した。ポンド米ドルは1.3354から1.3287まで下落。時間足ボリンジャーバンド+3σから-3σまで低下した。4時間足では20MA上位から下位へと移行しており、日足では200SMAの上値抵抗帯でのリテストが入っている状況だ。なお本日のアジア時間では再び上方向の値動きが見られている。

本日は、8:50に日・国内企業物価指数、19:55に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・第3四半期雇用コスト指数、23:45に加・BOC政策金利と声明発表、24:30に加・マックレムBOC総裁の記者会見、米・週間原油在庫、28:00に米・財政収支、米・FOMC政策金利と声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の記者会見、翌6:45にNZ・第3四半期製造業売上高がある予定だ。対円で上昇した米ドルがFOMCにより軟化するのか、指標直後の値動きに警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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