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対米ドルで強含んだユーロの上値余地を静観か

相場レポート

対米ドルで強含んだユーロの上値余地を静観か

対米ドルで強含んだユーロの上値余地を静観か
本日のポイント
  1. 米・鉱工業生産
  2. 加・消費者物価指数

前日の米国通貨は、昨日発表された加・7月製造業売上高が、前月の0.3%から2.5%に回復したことで、加ドルが米国時間で最強となった。加ドル円は3日続伸。106.455から107.054まで上昇。時間足200SMAのレジスタンスラインで躊躇なく値を上げた。4時間足でも時間足と同様の値動きが見られ、日足では200SMAが下値支持線となり価格が転換。上抜いているところだ。

欧州通貨は、昨日発表された欧・7月貿易収支が、前月の28億ユーロから53億ユーロに改善したことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.1716から1.1773まで上昇。時間足75MAに下値をサポートされながら価格を押し上げた。4時間足では、ボリンジャーバンド+3σまでローソク足が伸びており、日足では今月高値更新水準まで値が回復している状況だ。

本日の指標は、13:30に日・第3次産業活動指数、15:00に英・雇用統計、英・ILO失業率、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・鉱工業生産、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・小売売上高、加・消費者物価指数、米・輸入物価指数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、26:00に米・20年債入札がある予定だ。対米ドルで強含んだユーロの上値余地を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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