対米ドルで強含んだユーロの上値余地を静観か
2025.09.16
- 米・鉱工業生産
- 加・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された加・7月製造業売上高が、前月の0.3%から2.5%に回復したことで、加ドルが米国時間で最強となった。加ドル円は3日続伸。106.455から107.054まで上昇。時間足200SMAのレジスタンスラインで躊躇なく値を上げた。4時間足でも時間足と同様の値動きが見られ、日足では200SMAが下値支持線となり価格が転換。上抜いているところだ。
欧州通貨は、昨日発表された欧・7月貿易収支が、前月の28億ユーロから53億ユーロに改善したことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.1716から1.1773まで上昇。時間足75MAに下値をサポートされながら価格を押し上げた。4時間足では、ボリンジャーバンド+3σまでローソク足が伸びており、日足では今月高値更新水準まで値が回復している状況だ。
本日の指標は、13:30に日・第3次産業活動指数、15:00に英・雇用統計、英・ILO失業率、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・鉱工業生産、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・小売売上高、加・消費者物価指数、米・輸入物価指数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、26:00に米・20年債入札がある予定だ。対米ドルで強含んだユーロの上値余地を慎重に静観したい。
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