年初来高値を更新したポンド円の上伸性に注目か

2025.09.15
- 欧・貿易収支
- 米・NY連銀製造業景気指数
先週末の米国通貨は、米ドルが対ユーロで小幅下落した。ユーロ米ドルは1.1701から1.1747の間で推移。時間足20MAの下位から上位へと移行した。4時間足では、RSIが50近辺にて20MA直下での方向感を模索する値動きとなっており、日足では先月から徐々に下値・上値を切り上げ上昇している状況だ。
欧州通貨は、12日に発表された英・7月製造業生産高が、前年比で前月の0.0%から0.2%に改善したことで、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は199.618から200.478まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇トレンドが発生した。4時間足ではボリンジャーバンド+3σまで価格が到達しており、日足では年初来高値を更新している。
本日の指標は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、15:30にスイス・生産者輸入価格、18:00に欧・貿易収支、加・中古住宅販売件数、21:30に加・製造業生産高、加・卸売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、27:10に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。年初来高値を更新したポンド円の上伸性を注意深く観察したい。
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