弱含んだユーロの回復余地を注視か

2025.07.16
- 欧・貿易収支
- 加・住宅着工件数
前日の米国通貨は、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.1692から1.1592まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。特に米CPI発表後の急落が大きく、4時間足では20MAに上値をレジストされる形で下落している。日足では、サポートされていた20MAを実体足で下抜けたため、本日の米国時間での値動きに注意したい。
欧州通貨は、日本円に次いでユーロが弱含んだ。ユーロ豪ドルは1.7846から1.7748まで下落。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間足では、下値を200SMAにサポートされながらの並行推移となっており、日足では20MA下位にて、横ばい推移が継続している。本日の欧州時間にてユーロの反発が入るのか、方向性に注目したい。
本日は、15:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、18:00に欧・貿易収支、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、南ア・小売売上高、21:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・生産者物価指数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・バーFRB理事の発言、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・地区連銀経済報告がある予定だ。弱含んだユーロの回復余地をじっくりと見極めたい。
過去の相場レポート
2025.10.15
対円で上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.10.14
ベイリーBOE総裁の発言内容でポンドが明確な方向性を示すのか注視か
2025.10.13
加・失業率変わらずも対円で下落した加ドルの下値余地に注目か
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か
2025.10.07
日本に次いで弱含んだユーロの下値余地に警戒か
2025.10.06
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか方向性に注目か
2025.10.03
対円で下落したポンドが続落するのか欧州時間での値動きに注意か
2025.10.02
米政府機関閉鎖に伴う市場リスクに要警戒か