反発上昇が見られたポンド米ドルの持続性を注視か

2025.07.17
- 米・小売売上高
- 英・雇用統計
前日の米国通貨は、昨日発表された米・6月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月の2.6%から2.3%に低下し、食品とエネルギーを除くコア指数も低下したことで、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.1563から1.1721まで上昇。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足では200SMAが下値サポートとなり反発が入っており、日足では20MA下抜けからの反発を試みている最中だ。
欧州通貨は、ポンドが対米ドルで反発した。ポンド米ドルは1.3365から1.3485まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-3σから+3σまで反発した。4時間足ではRSIが21から38まで回復。日足では5営業日ぶりの反発となった。しかしながら本日のアジア時間では再びポンドが軟化しているため、欧州時間での値動きに注意したい。
本日は、8:50に日・通関ベース貿易収支、日・対外/対内証券投資、10:30に豪・雇用統計、15:00に英・ILO失業率、英・雇用統計、18:00に欧・消費者物価指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・国際証券取扱高、米・小売売上高、米・輸入物価指数、米・新規失業保険申請件数、22:15に米・クーグラーFRB理事の発言、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、26:30に米・クックFRB理事の発言がある予定だ。反発上昇が見られたポンド米ドルの持続性を慎重に注視したい。
過去の相場レポート
2025.10.16
最強となったポンドの勢力が維持されるのか欧州時間での値動きを注視か
2025.10.15
対円で上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.10.14
ベイリーBOE総裁の発言内容でポンドが明確な方向性を示すのか注視か
2025.10.13
加・失業率変わらずも対円で下落した加ドルの下値余地に注目か
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か
2025.10.07
日本に次いで弱含んだユーロの下値余地に警戒か
2025.10.06
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか方向性に注目か
2025.10.03
対円で下落したポンドが続落するのか欧州時間での値動きに注意か