対円で大きく下落したポンドの下値余地に注意か

2025.04.07
- 日・景気動向指数
- 独・鉱工業生産
先週末の米国通貨は、4日に発表された米・3月雇用統計にて、平均時給が前年比で前月の4.0%から3.8%に低下したにも関わらず、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.1107から1.0926まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足ではRSIが79からの下降に入っており、日足ではローソク足とRSIの間にダイバージェンスが確認されている。
欧州通貨は、ポンドが対円で続落した。ポンド円は191.750から187.611まで下落。時間足20MAに沿っての下降が見られた。4時間足ではボリンジャーバンド-2σに沿ってのバンドウォークが見られ、日足では一時的にボリンジャーバンド-3σを突破している。週明けのポンドが引き続いて弱含むのか、注視したい。
本日の指標は、8:30に日・毎月勤労統計‐現金給与総額、14:00に日・景気動向指数、15:00に独・鉱工業生産、独・貿易収支、英・ハリファックス住宅価格、18:00に欧・小売売上高、23:30に米・クーグラーFRB理事の発言、28:00に米・消費者信用残高がある予定だ。対円で大きく下落したポンドの下値余地に注意したい。
過去の相場レポート
2025.07.18
上値が重くなったスイスフランの回復余地を静観か
2025.07.17
反発上昇が見られたポンド米ドルの持続性を注視か
2025.07.16
弱含んだユーロの回復余地を注視か
2025.07.15
続落したポンド米ドルの回復余地に注目か
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か
2025.07.09
対米ドルで反発したユーロの勢いが継続するのか方向性に注意か
2025.07.08
連休明けに強含んだ米ドルの上値余地に要警戒か
2025.07.07
対豪ドルで上昇したユーロの上伸性に注目か