急騰したユーロ豪ドルの上値余地に注目か

2025.04.04
本日のポイント
- 独・製造業新規受注
- 加・雇用統計
前日の米国通貨は、昨日発表された加・2月国際商品貿易が、前月の39.7億加ドルからマイナス15.2億加ドルに下振れたことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は104.876から103.293まで下落。時間足75MAに上値をレジストされての下落となった。4時間足ではボリンジャーバンド-2σまでローソク足が低下しており、日足では20MA上位から下位へと移行している。
欧州通貨は、昨日発表された欧・2月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月の1.8%から3.0%に上昇したことで、ユーロが対豪ドルで上昇した。ユーロ豪ドルは1.7203から1.7528まで上昇。時間足20MAに沿っての上げが見られた。4時間足ではボリンジャーバンド+3σまで急騰している。なお本日のアジア時間でもさらに高値を更新しているため、欧州時間でのユーロの伸びに注目したい。
本日の指標は、8:30に日・全世帯家計調査、15:00に独・製造業新規受注、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、17:30に英・建設業PMI、21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、24:25に米・パウエルFRB議長の発言、25:00に米・バーFRB理事の発言、25:45に米・ウォラーFRB理事の発言がある予定だ。急騰したユーロ豪ドルの上値余地に注目したい。