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対円で下落した加ドルの下値余地に注意か

相場レポート

対円で下落した加ドルの下値余地に注意か

対円で下落した加ドルの下値余地に注意か
本日のポイント
  1. 日・東京消費者物価指数
  2. 米・PCEデフレーター

前日の米国通貨は、昨日発表された加・第4四半期経常収支が、前回値のマイナス32.3億加ドルからマイナス49.9億加ドルに悪化したことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は104.671から103.573まで低下。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では20MAに沿っての下降トレンドが継続しており、日足ではRSIが売られすぎサインの30まで下降している。

欧州通貨は、ポンドが対円で下落した。ポンド円は190.095から188.561まで下落。時間足200SMAに上値をレジストされる形で下降した。4時間足では75MAが上値抵抗帯として機能しており、日足では緩やかに上値・下値を切り下げている。このまま欧州時間でもポンドの軟化が見られるのか、慎重に見極めたい。

本日は、8:30に日・東京消費者物価指数、8:50に日・鉱工業生産、日・小売業販売額、日・対外/対内証券投資、10:00にフィリピン・貿易収支、16:00に英・ネーションワイド住宅価格、トルコ・雇用統計、16:30にタイ・貿易収支、16:30にスイス・小売売上高、16:45に仏・消費者物価指数、17:00にスイス・KOFスイス先行指数、17:55に独・雇用統計、19:30に印・実質GDP、22:00に独・消費者物価指数、22:30に加・実質GDP、米・個人所得、米・PCEデフレーター、米・卸売在庫、23:45に米・シカゴ購買部協会景気指数がある予定だ。対円で下落した加ドルの下値余地に注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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