反発上昇を見せたポンド円の上値余地を静観か

2025.03.03
- 英・製造業PMI
- 米・PMI購買担当者景気指数
先週末の米国通貨は、2月28日に発表された米・PCEデフレーターが、前年比でコア含め前月から低下したにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は149.104から150.986まで上昇。時間足200SMAのレジスタンスを上抜けた。4時間足では75MA付近まで価格が回復しており、日足ではボリンジャーバンド-2σから中心線にかけての回帰が発生した。
欧州通貨は、米国時間にかけてポンドが米ドルに次いで強含んだ。ポンド円は187.963から190.312まで上昇。時間足RSIが35から62まで回復した。4時間足では20MA下位から上位へと上昇しており、日足では下値更新を免れ反発が入る形となった。このまま月初でもポンドが強さを維持していくのか注目したい。
本日は、9:30にインドネシア・製造業PMI、マレーシア・製造業PMI、タイ・製造業PMI、13:00にインドネシア・消費者物価指数、14:00に印・製造業PMI、16:00にトルコ・製造業PMI、トルコ・消費者物価指数、17:30に香港・小売売上高、スイス・製造業PMI、17:50に仏・製造業PMI、17:55に独・製造業PMI、18:00に欧・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、19:00に欧・消費者物価指数、23:45に米・PMI購買担当者景気指数、24:00に米・ISM製造業景気指数がある予定だ。反発上昇を見せたポンド円の上値余地をじっくりと静観したい。
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