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下落したクロス円の下値余地に要警戒か

相場レポート

下落したクロス円の下値余地に要警戒か

下落したクロス円の下値余地に要警戒か
本日のポイント
  1. 加・住宅着工件数
  2. 米・フィラデルフィア連銀景況指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・12月消費者物価指数(CPI)が前年比で前月の2.7%から2.9%に上昇し、食品とエネルギーを除くコア指数は前年比で3.3%から3.2%に低下したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は158.078から155.954まで低下。時間足ボリンジャーバンド-3σまでローソク足が下落した。

欧州通貨は、昨日発表された欧・11月鉱工業生産が、前年比で前月のマイナス1.2%からマイナス1.9%に悪化したことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は162.884から160.789まで下落。時間足RSIが18まで低下した。日足では今月安値を更新しており、週足では20MAがレジスタンスラインとして、価格が低下している。

本日は、9:30に豪・失業率、14:30に加・グラベルBOC副総裁の発言、16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、19:00に欧・貿易収支、21:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、22:15に加・住宅着工件数、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・小売売上高、米・フィラデルフィア連銀景況指数、米・輸入物価指数、24:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、25:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。下落したクロス円の下値余地に十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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