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対円で上昇した加ドルの方向性を静観か

相場レポート

対円で上昇した加ドルの方向性を静観か

対円で上昇した加ドルの方向性を静観か
本日のポイント
  1. 米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言
  2. 米・消費者物価指数

前日の米国通貨は、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は109.189から110.150まで上昇。時間足200SMAのレジスタンスラインを突破した。4時間足では高値更新できずに反落をしており、日足では頭上に控えている200SMA手前にてローソク足が折り返しとなっている。米国時間にて加ドルの勢力が維持されていくのか、慎重に注視したい。

欧州通貨は、ユーロが米国時間で最強通貨となった。ユーロ円は160.976から162.882まで上昇。時間足200SMAの上値抵抗帯を大きく上抜けた。4時間足ではRSIが22から57までの大反発となった。しかしながら本日のアジア時間では再びユーロが弱含んでおり、昨日の上昇幅を相殺しつつある。

本日は、15:00に日・工作機械受注、16:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、21:00に米・MBA住宅ローン住宅ローン申請指数、22:30に加・製造業出荷、米・消費者物価指数、23:00に加・中古住宅販売件数、23:20に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、24:30に米・週間原油在庫、25:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。対円で上昇した加ドルの方向性を慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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