加CPI低下で下落した加ドル円の方向性に注意か

2024.12.18
- 米・FOMC政策金利と声明発表
- 欧・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された加・11月消費者物価指数が、前年比で前月の2.0%から1.9%に低下したことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は108.410から107.051まで下落。時間足200SMAのサポートラインを下抜けた。4時間足では200EMAが上値抵抗帯となり反落しており、日足では20MAタッチからの下落に入っている。
欧州通貨は、ポンドが対米ドルで上昇した。ポンド米ドルは1.2665から1.2728まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が継続した。4時間足ではレジスタンスラインとなっていた20MAを突破しており、日足では先月安値に到達する前にしっかりと反発が入っている。このままポンドの反発が継続するのか、米国時間での値動きに注目したい。
本日は、16:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売売上高、18:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、19:00に欧・消費者物価指数、20:00に英・CBI企業動向調査、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・住宅着工件数、24:30に米・週間原油在庫、28:00に米・FOMC政策金利と声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の発言がある予定だ。加CPI低下で下落した加ドル円の方向性をじっくりと静観したい。
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