CPI上昇で上向いた米ドルの上伸性に要注意か

2024.12.12
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- 米・生産者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・11月消費者物価指数が、前年比で前月の2.6%から2.7%に上昇したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は151.013から152.833まで上昇。時間足20MA下位から上位へと上伸した。日足では上値抵抗帯となっていた200SMAを実体足で上抜けているため、米国時間での値動きを注視したい。
欧州通貨は、本日のSNB政策金利発表を控えたスイスフランが対円で上昇した。フラン円は170.871から172.902まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足ではRSIが55から64まで上昇しており、日足では200SMAのレジスタンスラインを上抜けている。このままスイスフランが対円で上昇していくのか、政策金利発表後の値動きに注意したい。
本日は、8:50に日・対外/対内証券投資、9:01に英・RICS住宅価格指数、9:30に豪・雇用統計、16:00にトルコ・経常収支、スウェーデン・消費者物価指数、17:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、18:00にスイス・シュレーゲルSNB総裁の記者会見、19:30に印・消費者物価指数、21:00にブラジル・小売売上高、メキシコ・鉱工業生産、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、加・住宅建設許可、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見がある予定だ。米CPI上昇で上向いた米ドルの上伸性に十分注意したい。
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