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CPI上昇で上向いた米ドルの上伸性に要注意か

相場レポート

CPI上昇で上向いた米ドルの上伸性に要注意か

CPI上昇で上向いた米ドルの上伸性に要注意か
本日のポイント
  1. 欧・ECB政策金利と声明発表
  2. 米・生産者物価指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・11月消費者物価指数が、前年比で前月の2.6%から2.7%に上昇したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は151.013から152.833まで上昇。時間足20MA下位から上位へと上伸した。日足では上値抵抗帯となっていた200SMAを実体足で上抜けているため、米国時間での値動きを注視したい。

欧州通貨は、本日のSNB政策金利発表を控えたスイスフランが対円で上昇した。フラン円は170.871から172.902まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足ではRSIが55から64まで上昇しており、日足では200SMAのレジスタンスラインを上抜けている。このままスイスフランが対円で上昇していくのか、政策金利発表後の値動きに注意したい。

本日は、8:50に日・対外/対内証券投資、9:01に英・RICS住宅価格指数、9:30に豪・雇用統計、16:00にトルコ・経常収支、スウェーデン・消費者物価指数、17:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、18:00にスイス・シュレーゲルSNB総裁の記者会見、19:30に印・消費者物価指数、21:00にブラジル・小売売上高、メキシコ・鉱工業生産、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、加・住宅建設許可、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見がある予定だ。米CPI上昇で上向いた米ドルの上伸性に十分注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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