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対円で上昇した米ドルの上伸性を注視か

相場レポート

対円で上昇した米ドルの上伸性を注視か

対円で上昇した米ドルの上伸性を注視か
本日のポイント
  1. 米・非農業部門労働生産性指数
  2. トルコ・雇用統計

前日の米国通貨は、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は149.706から151.325まで上昇。節目の150円台を突破し、時間足200SMAを大きく上抜けた。4時間足では75MA直下にて上抜けをトライしている最中だ。日足では長短移動平均線が密集しているゾーンでの方向転換となっているため、米国時間での指標発表による値動きに注意したい。

欧州通貨は、ユーロが対米ドルで行って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0532から1.0593の間で推移。時間足75MA付近にて方向感を模索している最中だ。なお本日のアジア時間では時間足200SMAラインがサポートとして機能し反発が入っているため、欧州時間にてユーロが対米ドルで上向いていくのか注視したい。

本日は、8:50に日・マネーストック、9:30に豪・NAB企業景況感、10:00にフィリピン・貿易収支、12:30に豪・RBA政策金利と声明発表、13:00にマレーシア・鉱工業生産、13:30に豪・ブロックRBA総裁の記者会見、16:00に独・消費者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計、18:30に南ア・生産者物価指数、21:00にメキシコ・消費者信頼感指数、22:30に米・非農業部門労働生産性指数がある予定だ。対円で上昇した米ドルの上伸性を慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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