米雇用統計にて失業率悪化にも関わらず上昇した米ドルの反落性に注意か

2024.12.09
- メキシコ・消費者物価指数
- 米・卸売在庫
先週末の米国通貨は、6日に発表された米・11月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が市場予想の20.0万人から22.7万人に上振れた一方、失業率が4.1%から4.2%に0.1ポイント上昇したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は150.693から149.372まで低下。時間足ボリンジャーバンド-3σまで値が落ちた。日足では200SMAに上値をレジストされる形となっている。
欧州通貨は、6日に発表された独・10月鉱工業生産が、前年比で前月のマイナス4.6%からマイナス4.5%に改善したにも関わらず、ユーロが対米ドルでわずかに下落した。ユーロ米ドルは1.0629から1.0543まで低下。時間足20MAを割り込み75MA直下まで下落した。日足では20MAが上値抵抗帯となり価格が反落している。
本日は、8:50に日・実質GDP2次速報値、日・国際収支、10:30に中・生産者物価指数、12:00にインドネシア・消費者信頼感指数、14:30にスウェーデン・予想価格動向、16:00にノルウェー・生産者物価指数、17:00に台湾・貿易収支、21:00にメキシコ・消費者物価指数、22:30に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、24:00に米・卸売在庫、25:30に米・6ヶ月債入札がある予定だ。米雇用統計にて失業率が悪化したにも関わらず上昇した米ドルの反落性に注意したい。
過去の相場レポート
2025.10.17
対米ドルで上昇したポンドが伸びていくのか欧州時間での方向性を注視か
2025.10.16
最強となったポンドの勢力が維持されるのか欧州時間での値動きを注視か
2025.10.15
対円で上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.10.14
ベイリーBOE総裁の発言内容でポンドが明確な方向性を示すのか注視か
2025.10.13
加・失業率変わらずも対円で下落した加ドルの下値余地に注目か
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か
2025.10.07
日本に次いで弱含んだユーロの下値余地に警戒か
2025.10.06
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか方向性に注目か